柴田匠の「見る前に跳べ」

男の子二人と犬と家族四人と一匹でのんびり過ごしてます。音楽やったり、色々やったりしてます。

僕の人生の中で好きな歌詞10+1

今朝なんとなくこんなツイートをしました


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そうしたら何とあの星野源さんも

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過去に同じことをおっしゃられてました

 

というわけで急遽

 

自分の中で特に響いた歌詞を10個あげてきたいと思います(微妙に違ってたらごめんなさい)

 

愛はきっと奪うでも与えるでもなくてただ気が付けばそこにあるもの

Mr.Children名もなき詩

とある本(毒親系)を読んでいたときに「親の愛というものは自分の機嫌によって出したり引っ込めたりするものではなく、ただひたすらにずっと安定してそばにあり続けるものである」って書いてあって電流が走ったように衝撃を受けました。その時にこの歌詞が頭にすーっと流れてきました。まさに愛というものは奪ったり与えるのではなくただそこにずっとあるものであるという言葉に衝撃をうけました。素晴らしい歌詞だと思います。桜井和寿様は色々プライベートでは言われてますがこんな歌詞をかけるから個人的には絶対いい人だと思います。

 

思い出はいつも綺麗だけどそれだけじゃお腹が空くわ

JUDY AND MARY~そばかす~

この歌詞も大好きです。まさにその通りと心から同感してしまいます。過去じゃない私は今を生きてるのよ。過去ばっかりじゃ満たされないのよ、くよくよしてても始まらないわよっていう強い女性の気持ちが出てますね。僕も元来女性のそういう現実的な強さをとてもリスペクトしております。女性は上書き保存、男性は別フォルダに保存という名言を添えて女性のロマンチックさと力強さを表現したとても素敵らしい歌詞だと思います

 

寂しくて苦しくてつらいことばかりなら諦めてかまわない大事なことはそんなんじゃない

岡村靖幸~あの娘は僕がロングシュート決めたらどんな顔するんだろう~

 

来ましたね。名言王、歌詞のファンタジスタ岡村靖幸大先生です。他にも沢山沢山ありますが、その中でも一番お気に入りの歌詞です。結局このあとの歌詞は続かないんです。これで岡村ちゃんは言い捨てちゃうんですよ。えーじゃあ大事なことはじゃあなんなのよー?と聞いてしまいたいが岡村ちゃんにそれを聞くなんて野暮ですよね。それは自分で考えろってことですよね。こういう逃げてもいいよっていうネガティブ開き直り系の歌詞好きなんです。トモフスキーって人の「後ろむきでオッケー」という歌詞も個人的に好きです。よかったらチェックしてみてください。

 

道に倒れて誰かの名を呼び続けたことがありますか

中島みゆき~わかれうた~

ねえよ!と必ず突っ込んでしまいますが道に倒れて「ひろしーひろしー(仮名)」と叫んでる中島みゆき様を想像するたびにその世界観の凄まじさに海外バンドtoolを彷彿としてしまいます。他にもみゆき様は「ドアに爪で書いておくわ、優しくされて嬉しかったと」という名言もあります。またZARDの「追伸貴方の生まれた家を見てきました」というストーカー的な怨念混じりの世界観の歌詞もとても好きです。ちなみに中島みゆきさんの「空と君のあいだに」は犬の目線から書いた曲らしいです。

 

愛じゃなくても恋じゃなくても君を離しはしない決して負けない強い力を僕は一つだけもつ

THE BLUE HEARTSリンダリンダ

ブルーハーツも沢山好きな歌詞がありますがその中でも何がなんだろうが君を離さないという断固たる決意が伝わる大好きな歌詞です。ブルーハーツはキスしてほしいみたいなもうど真ん中直球の歌詞が胸にグッと刺さります。「ひとりぼっちが怖いから半端に成長してきた」というチェインギャングって曲も好きでしたが当時みんなヤンキーが好きだったので少し距離をおいてました。チェインギャングも神奈川のヤンキーの星SMAP中居くんが過去に歌番組で歌ってましたね。

 

君の顔が好きだ、君の髪が好きだ、性格なんてものは僕の頭で勝手に作りあげりゃあいい

斉藤和義~君の顔が好きだ~

なんてストレート。ブルーハーツよりある意味ストレート。でもそんなもんですよね。デビュー曲の「僕のみたビートルズはテレビの中」とかも歌詞がとてもいいですがパンチ力でいったら斉藤和義の中ではこれが一番好きです。あんな柔らかそうな顔でこんなことストレートに言われたら女の子はみんなキュンときちゃいますよね(男の敵)

 

バスの揺れたかで人生の意味がわかった日曜日

スピッツ~運命の人~

意味不明、以上!

 

話しかけるように揺れる柳の下を通った道さえ今はもう電車から見るだけ

荒井由実~卒業写真~

これは情景が本当に目にうかびます。この後に「あの頃の生き方を貴方は忘れないで」と続くんですがその前にくるこの歌詞が最高にサビを引き立ててくれます。もう戻れない帰れない時間としての表現と電車の窓でシャットダウンしているという物質的にももう触れることのできない思い出という表現にめちゃめちゃグッときます。

 

君を笑わせたい力づくでも笑わせたい、そして年をとりしわくちゃになったら、そのわけは僕のせいだと言わせたいんだ

槇原敬之~NO.1~

もうこっちが赤面するぐらいの圧倒的ラブですよね。もう老後まで考えてるんですもん。こんな長い時間までみてる歌詞は三木道三の「一生一緒にいてくれやぁー」ぐらいですよね。他にも槇原敬之は男の中にある女の子みたいな気持ち、ロマンチックな歌詞を書くのがとても上手です。なぜかは皆さんがわかると思いますが。あとオススメは「てっぺんまでもうすぐ」というデートで観覧車に登ってチューするというまでの流れの曲があるんですけどそれの情景描写も凄いです。あとは名曲「LOVE LETTER」槇原敬之の情景描写能力は本当に素晴らしく本当にめちゃめちゃ映画みたいに情景が頭にうかんできます。是非とも聞いてみてください。

 

憧れや名誉はいらない華やかな暮らしも欲しくない生き続けることの意味それだけを感じていたい

山下達郎~蒼氓~

大好きな大好きな山下達郎先生のこの歌詞が最後に出てきました。もともと大先生は普遍的な歌詞に素晴らしいメロディが乗ってこそと言っていたので歌詞とメロディのバランスを重視する方だと勝手に思ってますがこの曲の歌詞とメロディのマッチングは完璧でございます。カルビに白米、ピザにコーラ、パンケーキに生クリームみたいです。どこで流れても思わず「わぁ~こがれやぁ~♪」と歌ってしまうぐらい完璧です。またここの歌詞自体が山下達郎先生の生きざまみたいじゃないですか、憧れや名誉や華やかな暮らしもいらないでただひたすらに職人の様に音楽を作りつづけてる氏のいぶし銀な姿ともダブってしまい憧れも名誉も華やかな暮らしも欲しがってしまう自分にグサグサと沁みます。ちなみに山下達郎先生は「しじま」と「くらし」っていう言葉が好きです。「くらし」は長渕剛先生も好きです。この時代の人はみなさん好きなんですかね。

 

追加

自由になれた気がした十五の夜

尾崎豊~十五の夜~

すいませんどうしても書きたかったので。この曲の良さを知ったのは花団というバンドが爆音でO-EASTでやったときにそばにいたダストボックスというバンドのギターボーカルのすがちゃんと言う人が「なれた気がしただけなんだよな~」としみじみ言った瞬間にゾクゾクっと鳥肌がたったのを覚えてます。そうなんです尾崎は本当の自由になんてなれない、気がしただけなんです、これからも何かに縛られたりするけどこの瞬間だけは自由になれた気がしたんです。「自由になれた十五の夜」じゃなくて「自由になれた気がした十五の夜」めちゃめちゃグッときます。まるで死ぬとわかってて戊辰戦争に望んだ白虎隊、ケンシロウを助けるためにサウザーに殺されたシュウ、魔法のお釜にヒビが入ってるのにピッコロに立ち向かった天津飯みたいじゃないですか。この切なさ。この切なさを「気がした」という四文字で表現した尾崎豊は天才だし何より客観的に見れてるその恐ろしさ。本当に凄いと思います。

 

という訳で結局11個あげてみましたが他にもJAYWALKの「私にはスタートだったの貴方にはゴールでも」やゴダイゴの「そうさ君は知ってしまった安らぎよりも素晴らしいものに」などなどありました。また歌詞全体の雰囲気ではゆらゆら帝国の「時間」という歌詞がサイケデリックで大好きです。

 

ちなみにマイナーリーグで一番好きな歌詞は相方の大工原さんの「北斎の絵が心の歌を流しまくる」です。意味不明でぶっ飛びすぎてて最高です。自分の書いた歌詞では「ぐるなに」という曲の世界観が好きです。あれがなんか個人的なターニングポイントになったかなと思います。

そんなわけで第二弾はないと思いますが皆さんも自分の好きな歌詞を掘り下げてみてはどうでしょうか。